10月20日(木)クリエイトジャパンブログ
旅行関連やスキー関連の広告配信が急増!
先月のブログで旅行会社への取り合わせが急増していることを書きましたが、今回はネット広告の配信が急増している話題をお届けします。
弊社でも現在各エリアの企業や行政からの委託を受け、同時進行で多数の広告(Google広告やSNS広告)を配信中ですが、とにかく日本への旅行や北半球でのスキー旅行市場を狙った広告配信が物凄い勢いで流れてきます。日本の各エリアやスキーリゾートをはじめ、アクティビティツアー、スキー用品販売、世界スノーリゾート共通リフト券、旅行パッケージ、スノーリゾートシャトルバス、宿泊施設など、スマートフォンでちょっとSNSを覗いただけで、多岐に渡る業種の広告を目にします。
これは筆者個人の嗜好に合わせたアルゴリズムの影響もあるかと思いますが、特にスキー関連の広告が目立ちます。その中でも特に多いと感じるのは、インスタグラムのストーリを見ているときに流れてくるスノー用品の広告です。スタイリッシュな目の引く画像にキャッチーな広告コピーがクリックを誘導し、最新のモデルが簡単にオンライン購入できる仕組みになっています。このすごい数の広告を実際日々目にすると、相当数のオーストラリア人が今冬シーズンに北半球へスキー旅行に出かけるのだろうと予測できます。この大きな市場を他国ではなくいかに日本に取り込めるか、引き続き皆様のお役に立てるようにベストを尽くしたいと思います。
10月14日(金)クリエイトジャパンブログ
飛行機代を払ってでも日本へスキー旅行に行った方が断然お得!?
コロナ簡易検査キットで陽性が出た場合に設けていた報告義務ですが、VIC州は13日から、NSW州は14日から撤廃されます。このようにオーストラリアのコロナ規制の撤廃はますます進んでいますが、実際にコロナ関連のニュースも日々少なくなっていると思います。その分どのようなニュースが日々流れているかと言うと、最近では「豪州東海岸の洪水関連」「ウクライナ情勢」「リビングコスト高」「バリ島テロ事件から20年」「大手企業を狙ったサイバーアタックによる情報流出と身代金」などでしょうか。
そこで話は少し脱線しますが、オーストラリアの物価について触れようと思います。現在世界的なインフレ状況ですが、もともと物価が高かったオーストラリアでは、それこそ日本の物価と比較すると異常とも言える物価高が続いています。例えばティッシュ1箱300円、マクドナルドのビックマックは600円でチーズバーガーは400円、カクテル1杯2,000円、タバコ1箱20本入り3,000~3,500円、スーパーマーケットのサーモン1切れ700円、テイクアウトの巻き寿司1ロール400円、ラーメン1杯1,800円といった具合です(お店や時期、為替レートにもよります)。少し前の話になりますが、洪水の影響でレタスの収穫に被害が出てしまい、数ヶ月前までレタスは1玉1,000円ほどしました。もはや笑い話になりますが、その頃ファーストフードのバーガーなどに挟んであるレタスの半分ぐらいがキャベツになったこともあります、現在はレタスの価格も落ち着きレタスに戻りましたが。
オーストラリア人が日本へスキー旅行に出かける理由の一つに、国内でスキー旅行をするより日本に行った方が安いことがあげられます。短期旅行であれば流石にそれはないと思いますが、10日から数週間、または1ヶ月以上の長期旅行であれば、日々の飲食、宿泊、娯楽、レンタル、リフト券、チャイルドケアなどを考えると、たとえ飛行機代がかかったとしても現実的に日本の方が安くなる確率は大きいのです。おおよそオーストラリアの物価は日本のそれと比較すると2倍から3倍ぐらいだと思いますが、仮に1.75倍と低く想定して旅行代金を算出してみます。日本でのスキー旅行1泊につきキリの良い数字で20,000円(宿泊、3食、リフト券など)だと仮定すると、オーストラリアで同じグレードのホテルに泊まり食事した場合リフト券も含めて、トータル35,000円ぐらいになります。あくまでも単純に計算しただけなので少し大袈裟な数字かもしれませんが、10日間で15万円、20日間で30万円、30日間で45万円の差が出てきます。実際にはそこまでの差はないケースもあるかもしれませんが、飛行機代を払ってでも日本に行った方が得だというオーストラリア人がいるのもうなずけます。
ここでポイントになってくるのは、日本人は数泊から1週間程度の短期旅行が主流なのに対して、オーストラリア人のホリデーは長期旅行が基本になっていることです。さて、現在の円安がどれくらいインバウンド復活の後押しとなるのか、次冬の動向に注視したいと思います。
10月6日(木)クリエイトジャパンブログ
コロナ規制の撤廃が進むオーストラリア
9月後半のことですが、NSW州ではバス、電車、タクシーなどの公共交通機関で義務付けられていたマスクの着用が撤廃されました。実際バスに乗車してみると、マスク着用者はゼロとまではいきませんが、運転手も含めマスクを着用していない人がほとんどです。また、スーパーマーケットやショッピングセンターでもマスク着用者の割合はほんの数パーセントといったところでしょうか。マスク着用の習慣は基礎疾患のある人や高齢者などの一部の人々の間では続くと思われますが、少なくとも人目を気にしてマスクを着ける人はオーストラリアにはいないようです。
また、現在コロナ感染者は自宅などで5日間の隔離が義務付けられていますが、今月14日から医療機関勤務者などを除き撤廃されます。すでに3ヶ月前から海外からの渡航者はワクチン接種していなくても自由に入国できます。これらの施策からは今後コロナを風邪やインフルエンザと同じように扱い、通常の生活に戻していこうとする政府の姿勢が伺えます。対する日本はいまだワクチン接種者でないと入国はできず、マスクの着用をしない人に対しては宿泊を拒否することも可能です。その他日本独自のルールも存在し、このままでは他国との差が開く一方です。これらのギャップがインバウンドの成長を鈍化させないと良いのですが。