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CRe8Japan クリエイトジャパン通信

2021年10月29日更新

カナダはアプリやポータルサイトを活用して隔離なしの海外旅行客受け入れへ

11月1日からワクチン接種者は自由に海外旅行ができるようになりますが、渡航先の隔離義務はその国によって対応が違います。いよいよカナダはその受入れの強化をスタートし、事前に「ArriveCAN」というアプリもしくはウェブサイトから渡航者情報を送信すれば、隔離なしで入国ができるようになります。この対応に伴いメディアや旅行会社は、カナダへのスキー旅行の促進を加速させる可能が出てきました。カンタス航空は予めアナウンスしている通り12月18日からバンクーバーへの直行便を再開し、エアカナダは12月17日から再開します。

 

<ArriveCANのサイト>

https://www.canada.ca/en/public-health/services/diseases/coronavirus-disease-covid-19/arrivecan.html

 

カナダからオーストラリアへの入国は未だ制限がありますので、カナダ政府はオーストラリアからのスキー旅行の需要を見込み、カナダ人の海外旅行意欲よりもスキーリゾートにおける経済活性化を優先させたのではないかと思います。一方日本の対応は今のところ変更なく、旅行者は一定期間(10日〜14日間)の隔離が必要となります。前回のブログで書いた通り、オーストラリアが日本人観光客を隔離なしで受け入れるまでは、日本側も同じ対応をとるという情報もあります。

 

コロナ前のデータですが、オーストラリアから日本への観光客は57万人で日本からオーストラリアへの観光客の倍近く、平均滞在日数も一人当たりの消費金額も日本のそれと比較して大きく上回るので、相当の経済効果が期待できるのですが。日本人がオーストラリアに旅行できなくて困る人より、オーストラリア人が日本に旅行できなくて困る人の方が圧倒的に多い(特にスノーリゾートにおいては)と思いますので、日本もカナダのように相手国の対応がどうであれ、自国の利益を優先してほしいところです。

2021年10月 CRe8Japan 通信: テキスト

CRe8Japan クリエイトジャパン通信

2021年10月22日更新

カンタス航空が5都市への国際便を前倒しで再開することを発表

カンタス航空のアラン・ジョイスCEOが22日(金)、シドニー発のシンガポール、バンコク、プーケット、ヨハネスブルグ、フィジーの5都市へのフライトを、予定より前倒しで再開すると発表しました。シンガポールへは11月23日、フィジーは12月7日、ヨハネスブルグは来年1月5日、バンコクは1月14日、プーケットは1月12日に運行が再開されます。

 

また、メルボルンからロンドンへの運航も予定より6週間早い11月6日から再開、メルボルンからシンガポールへの運航も予定より3週間早い11月22日から運航されます。フィジーを含む一部の国はまだ隔離制度が義務付けられているため、カンタス航空は各政府と調整を図っているようです。

 

ワクチン接種済みの留学生も入国が認められる可能性が最近でてきて、観光客においてもひょっとするとクリスマスまでには入国できる可能性が少しでてきたようです。一部の情報によると日本政府はオーストラリアが日本人観光客の入国を認めるまで、オーストラリアからの観光客を受け入れない方針とのことですが、この理論からするとクリスマスまでにはオーストラリア人観光客の隔離なしの入国が可能になると言えるかもしれません。

 

筆者の個人的な意見ですが、日本人がオーストラリアに旅行できなくて困る人より、オーストラリア人が日本に旅行できなくて困る人の方が圧倒的に多いと思うので、そこは国民の利益を考えて判断してほしいところですが、そうはいかない事情もいろいろあるのでしょう。現在カンタス航空はインドネシア政府と隔離なしの調整を図っているようですので、ぜひ日本との交渉も官民一体となって頑張ってほしいところです。

2021年10月 CRe8Japan 通信: テキスト

CRe8Japan クリエイトジャパン通信

2021年10月13日更新

ワクチンパスポートを活用した日本のスキー旅行需要に期待

昨日とても嬉しいことがあったのでご報告です。

 

インバウンドに人気のスキー場社長からご連絡いただき、そのエリアの行政のトップでもある知事と直接会われる機会があり、その際にクリエイトジャパンブログの情報を伝えていただいたとのことでした。現在の日本へのスキー旅行予約は、あくまでも近い将来隔離義務が解除になることを期待してのもので、もしこのまま解除にならないようであれば予約は全てキャンセルになり、ワクチンパスポートを活用したスキー旅行需要の巻き返しを図っているカナダや他国に流れてしまう懸念も伝えられたとのことでした。スキーリゾートを有する他エリアの行政とも連携を図り、国に対して早急に規制緩和を検討してもらえるよう訴えられたそうで、それに対して知事も早速アクションを起こされたとのことでした。大変有り難く思います。

 

ブログ形式で日本の皆さまにオーストラリアの情報を伝え始めて約半年になりますが、情報収集と記事作成は結構時間を費やすので途中挫けそうになった時もありましたが、今回の件で少しでも日本のインバウンド業界のお役に立てたとしたら、地道にコツコツと続けてきて良かったと思っているところです。お陰さまで本業のプロモーションも忙しくなってきましたので、今後は掲載回数が減ってしまうかもしれませんが、引き続き参考情報として読んでいただけるととても嬉しく思います。

2021年10月 CRe8Japan 通信: テキスト

CRe8Japan クリエイトジャパン通信

2021年10月12日更新

NSW州はいよいよワクチンパスポートを活用した暮らしに突入

前回のブログで書いた通り、NSW州は10月11日からいよいよ「Withコロナ」の生活が始まりました。テレビでは連日、パブやショッピンセンターに行列ができているシーンが放映され、市民の喜びを伝えています。正確には11日の夜中零時にロックダウンが解除されましたが、その時点ですでに大勢の人々がお店の前に集まり、カウントダウンしながらオープンを祝福するシーンはとても印象的でした。

 

さて、ここ最近になって日本の各スキーリゾートのプロモーションも少しずつ動き出し、クリエイトジャパンのプロモーションサービスも今後急速に依頼が増えてきそうな気配です。そこで今日はクリエイトジャパンのFacebook投稿へのオーストラリア人のコメントをご紹介します。それはある長野県のスキーリゾートのプロモーション投稿へのコメントですが、彼は来年2月初旬から1ヶ月間日本へのスキー旅行をすでに予約し、安比、ニセコ、志賀高原に1週間ずつ滞在して、東京にも行く計画をしているそうです。日本の隔離制度について質問があったので、今現在は10日間の隔離義務があるが、来年早々には解除されることが見込まれていると返信したところ、「そうだよね、僕もそう思って予約したんだ」とのことでした。


ついこの間まで日本のスキー旅行需要は数年先という考えがほとんどでしたが、状況は少しずつですが良い方向に進んでいると思います。日本への旅行を心待ちにしているオーストラリア人は大勢いますので、あとは日本の対応次第で多少なりとも今シーズンに向けてスキー旅行が戻ってくるはずです。一刻も早くワクチンパスポートを活用した明確なルールの発表を願うばかりです。

2021年10月 CRe8Japan 通信: テキスト

CRe8Japan クリエイトジャパン通信

2021年10月7日更新

NSW州がフルワクチン接種率70%を達成

NSW州は先週、ベレジクリアン前州首相が汚職監視委員会の捜査対象になったことから突然辞任し、今週ペレテット新州首相が誕生しました。新州首相は早速記者会見を行い、NSW州はフルワクチン接種率が70%に達したことを発表しました、これにより来週11日から飲食店や小売店が店内営業もできることになり、人々の行動制限もかなり緩和されます。一方で学生などアルバイト要員がコロナの影響で母国に帰国しているため、飲食店などは深刻な人手不足が懸念されています。

 

さて話題は変わりますが、最近お付き合いのある旅行会社数社と連絡を取りましたので、各社の状況をお伝えします。ある会社はカンタス航空が国際線再開のスケジュールを発表してから、日本へのスキー旅行の予約や問い合わせが増えてきたそうです。ただ日本の宿泊施設の中には冬は休業していたり、修学旅行の予約でブロックされていたり、なかなか予約が取れず困っているとのお話でした。いずれにせよ日本はまだ10日間の隔離制限があるので、この制度が緩和されないと最終的にキャンセルになるだろうとのことでしたが、来年1月後半からの緩和に期待しているところだそうです。

 

ある会社は来年の4月からのツアー予約が入ってきているとのことでした。恐らくその頃には隔離制限も緩和されていることを前提に、花見シーズンに合わせて予約しているのだと思います。またローカルの旅行会社は、2023年〜2024年の予約や問い合わせで今とても忙しくしているとのことです。オーストラリア人らしい、なんとも気の早い話ですね。

 

このように旅行会社によって状況は様々でしたが、国境再開に向けて確実に前進しているのは間違いないようです。

2021年10月 CRe8Japan 通信: テキスト
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