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CRe8Japan クリエイトジャパン通信

2021年8月31日更新

NSW州首相がクリスマスまでに海外旅行ができると想定

ベレジクリアンNSW州首相が各メディアに対して、11月1日までには州民の80%がワクチン2回接種を完了するとして「今年のクリスマスホリデーは、ワクチン接種者は海外旅行ができると想定している」と発表しました。現在NSW州では驚異的なスピードでワクチン接種が進んでおり、8月末時点で成人州民の2/3が1回目の接種を終え、10月には成人州民の70%が2回接種完了する予定となっています。

 

同首相は「70%達成で自由な行動ができるようになり、80%達成で海外旅行も自由にできるようになると想定している」としています。また「今年のクリスマスには海外在住のオーストラリア人も含め、国境を越えて家族が再会することが、絶対的な目標であり夢だ」とも語っています。今回のNSW州の発表は、まだ連邦政府や他州と足並みが揃えっていないところもあるので、引き続き各州や連邦政府の動向に注目したいと思います。

CRe8Japan クリエイトジャパン通信

2021年8月26日更新

カンタス航空が具体的な国際線再開計画を発表、日本は今年12月の予定

26日(木)早朝、カンタス航空は今後の国際線の再開について、具体的な時期と都市名を挙げてその計画を発表しました。早い時期に再開する都市は、日本を含む北米、イギリス、シンガポールなどワクチン接種が急速に進んでいる国である一方、ワクチン接種が進んでいないインドネシアやタイなどの国は2022年4月に再開としています。具体的には下記のように時期と都市の発表がありました。

 

<2021年12月中旬>

シンガポール、アメリカ、カナダ、イギリス、フィジー、日本

 

<2022年2月>

香港

 

<2022年4月中旬>

その他の国際線都市

 

以上、最終的な国境再開の決定はオーストラリア政府の判断となりますが、カンタス航空は政府が計画している年内にワクチン接種率を80%にすること、また接種完了者に対して行動制限を緩和すること、などを見込んでの計画であるとしています。NSW州の感染者は1日あたりとうとう千人を超える状況となってきましたが、24日のブログでも触れた通り、今後は感染を抑える政策からワクチン接種を加速化させて、入院者数や重症者数を抑える政策に転換されます。

 

ちなみに筆者は25日に2回目のワクチン摂取を完了し、その日のうちにワクチンパスポート(デジタル接種証明)が発行され、自動的に携帯アプリへダウンロードされていました。下記はそのサンプル画像です。現段階ではまだ偽造される可能性があるとのことで、QRコードを使った仕様への変更が検討されているようです。NSW州政府によると10月頃からワクチンパスポートがあれば自由に行動ができるようなので、1日も早く現在の制限のある生活から脱したいものです。

Vaccine Passport Australia.jpeg

CRe8Japan クリエイトジャパン通信

2021年8月24日更新

モリソン首相がコロナ感染者ゼロ戦略から転換

オーストラリア各地でロックダウンが実施されていますが、なかなか感染者が収まらない状況が続いています。そこでモリソン首相は今までのコロナを封じ込める戦略を見直し、感染者数から入院者数や重症者数に焦点を移していくことを発表しました。その見解を要約すると「感染者数は大事だがその数字が全てではない。そこにだけに焦点をあててしまうと、肝心の入院者数や重症者数、死者数を見逃してしまうことになってしまう。ワクチン接種後は、入院や重症化するケースが80%後半の割合で減少していることがデータで示されている。今後は12歳以上の全国民に対してワクチン接種を進める計画であり、これが70%から80%達成できれば通常の暮らしを取り戻すことができる。そうなれば現在のような感染者数に振り回されることもなくなるであろう」といった内容です。

 

NSW州では州民のワクチン2回接種が10月頃に70%に達し、行動制限も緩くなるのではといった情報もありますが、引き続き動向に注視しながらレポートできればと思います。

CRe8Japan クリエイトジャパン通信

2021年8月20日更新


シドニー全域(Greater Sydney)のロックダウンは9月末まで延長 

ここ最近は連日600名を越す感染者が確認されていることから、8月28日までとしていたシドニー全域でのロックダウンは9月末まで延長されることが決定。規制も厳しくなり23日(月)夜中から外出する際はマスク着用が義務化、また感染拡大が懸念されるエリアでは、夜9時から朝5時までの外出も特別な理由で免除されない限り禁止となりました。一向に収まる気配がないデルタ株感染に対して、NSW州政府はワクチン接種の加速化を急激に進めており、20日現在のNSW州における接種完了率(2回接種)は29%で、このペースで進めば10月末までに80%に達する見込みであることを発表。またカンタス航空は全従業員に対してワクチン接種を義務化することをアナウンスしました。


なかなか出口が見えない状況が続いていますが、ワクチンパスポートの活用が現実的になってきました。まずはジム、パブ、飲食店に対してパスポートを提示すれば自由に出入りできる仕組みのようですが、まだその詳細や時期ははっきりしていません。引き続きワクチン接種率とワクチンパスポートに関しての情報を、この場でお伝えしていきたいと思います。

CRe8Japan クリエイトジャパン通信

2021年8月11日更新


年内には成人国民のワクチン接種が完了と予測

前回のブログで「成人国民のワクチン接種率が80%に達することが国境再開の鍵」という話題に触れました。その後10日付けのABCニュース電子版が伝えたところによると、オーストラリア国家医薬品管理局長が現在の感染状況について「もしワクチン接種が進んでいなければもっと多くの人が亡くなっているだろう」と語り、ワクチンの有効性をアピールしました。今現在オーストラリアは毎週140万回近く接種されており、このペースで進めば今年12月下旬には全ての成人国民が2回の接種を完了する見込みです。ただし国民の中には反ワクチン派や持病が理由で接種に消極的な人もいるので、計画通りに進むかどうかは、今後の政策と国民の判断によると思われます。

CRe8Japan クリエイトジャパン通信

2021年8月4日更新

国境再開の条件は国民のワクチン接種率80%

 

7月5日更新のブログで書いた国境を再開するための4つのフェーズ(段階)に関して、具体的な目標値が政府から発表されました。現在のフェーズ1からフェーズ2に移行するためには、ワクチン接種完了率が16歳以上の全国民70%、フェーズ2からフェーズ3に移行するためには、同じく80%を達成することで判断されるとのことです。つまり実質的に国境が再開されるフェーズ3に移行するには、子供を除く国民の80%がワクチン接種を完了することが前提となるようです。では一体いつぐらいに80%の国民がワクチン接種を終えるのでしょうか?

 

7月末時点のワクチン接種状況は、1回目を終えた割合は16歳以上で約40%、50歳以上で約65%、70歳以上で約80%、2回目の接種を終えた割合は16歳以上で約18%、50歳以上で約25%、70歳以上で約40%となっています。他国に比較して感染を抑えられていたこと、ワクチン接種に反対するプロテスタントもいて、接種率は高くないと言えます。現在、国も州も一丸となって接種の促進を図っていますが(高視聴率のオリンピック生中継の合間にもテレビコマーシャルが頻繁に流れています)、野党のアルバネーゼ党首はさらに接種を加速させるために、今年12月1日までに接種を終えた国民全員に対して、一律A$300を支給する案を政府に提出しています。この提案が受け入れられるのか、受け入れられた場合国民はどのように反応するのか、今後の動向に注目しながら本ブログでも定期的に接種率をお伝えしたいと思います。

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